ピアノは何歳から習うのが良いか?

ピアノは何歳から習うのが良いか?

絶対音感は、聴覚の発達が7歳くらいで止まるので、3歳くらいに始めると習得ができる可能性があると言われますが、元武蔵野音楽大学で教えていた呉あき先生の著書によると、3歳も4歳も変わりはなたったと書いてあり、呉あき先生は、「4歳からのソルフェージュ」というソルフェージュの教則本を出されています。

メトードローズの著者エルネストは、メトードローズ教則本の中で、「子供が本が読めるようになったら(満5歳・6歳頃)音楽を始めるのが良い」と書かれております。

メトードローズを翻訳された亡き安川加寿子先生は、ご自分のお子様が4歳の時にメトードローズを使って教えたとのことです。

現在は、0歳からのピアノ教室もあるようですが、子供の発達から考えると、3歳4歳はソルフェージュでしっかり音楽の基礎を身に付けて、成長には個人差があるので、5歳6歳くらいからピアノのレッスンに入るのが良いのではないかと思います。

コンクールに幼児から参加させることを目的にピアノを始めるという方もいらっしゃるように思いますが、私もこれまで幼児からコンクールに参加をお勧めしてきましたが、子供本人がコンクールの意味もわからず、頑張るという意味もわからず、目標を達成するという意味もわからず、大人の意向で参加をさせ、努力をさせることが、子供の成長にどうなのか?疑問を感じております。

子供が自ら「〇〇コンクールを受けてみたい」と言ったときに参加をされた方が、演奏技術の向上と人間としての成長が得られると思います。

小学3年4年生くらいになると、ピアノを習っている子供の中には学校でピアノの話をするようになるようで、競争心も湧いてくるように思います。ピアノは他者と争うものではないですが、子供自身が競争心が芽生えたのであれば、目標に向かって頑張るという経験ができるので良いと思います。

バロック・古典・ロマン・近現代の四期が学べるピティナピアノコンペティションへの参加をお勧めしておりますが、他者と争うことではなく、実力テストとしてお勧めしております。

生徒の皆さんが、生涯にわたりピアノを楽しむことができるようにレッスンを行っており、高校2年生くらいまでに、上級レベルの曲が弾けるように考えてレッスンを行っております。

具体的には、ピアノオンリーの生活ではなくても、ピティナピアノステップの最終ステップ展開3の合格、または、ピティナピアノコンペティションF級(高校3年生以下)四期認定証を目標に指導計画を立てレッスンを行っております。

ピアノのレッスンを上級レベルまで継続した方は、ピアノが上手く弾けるだけでなく、ピアノは脳をフルに使って弾くので、地頭が育まれ自己管理能力も育まれていると思います。

音楽がある素敵な人生を生きようじゃありませんか。

最後までお読み頂き有難うございました。

今日も希望に満ちた素敵な一日になりますように!